バンコク旅行中の洗濯はどうする？ホテル・洗濯機・洗濯屋を徹底解説

暑いバンコク、旅行期間が長い場合に気になるのは「服の洗濯をどうするのか？」ですね。2泊3日、3泊4日程度の旅行ならすべての着替えを持っていけばよいのですが、6泊、7泊を超えると全日数分の着替えを持っていけなくなります。

服を洗濯する必要が出てきますが、いったいどうすればよいのでしょうか？

本記事では、バンコク旅行でおすすめの、ホテルのランドリーサービス、ホテル内の洗濯機、街中の洗濯屋など、旅行中の洗濯の方法を紹介します。

バンコク旅行中の洗濯、主な3つの方法

バンコク旅行中の洗濯方法は、大きく分けて「ホテルのランドリーサービス」、「洗濯機付きホテル（セルフランドリー）」、「街中の洗濯屋（ランドリーショップ）」の3つがあります。滞在日数や旅行スタイルによって、向き・不向きが分かれます。

バンコク旅行中の洗濯方法は、宿泊日数と「時間を優先するか・コストを優先するか」でおすすめが変わります。

宿泊日数・条件	おすすめ洗濯方法	料金感	手間	仕上がり	向いている人
3〜4泊	ホテルのランドリーサービス	高い	ほぼなし	◎（アイロン仕上げ）	短期旅行・観光重視
5〜6泊	洗濯機付きホテル	中	ややあり	○（乾燥次第）	コストも気にしたい人
7泊以上・大量	街中の洗濯屋	安い	少なめ	△〜○（店次第）	長期滞在・家族旅行

ホテルのランドリーサービス

基本的に★3以上のホテルでは客室に備え付けのランドリーバッグに洗濯物を入れてフロントまたは掃除スタッフに預けることで、洗濯からアイロン仕上げまで対応してくれます。料金は服1枚ごとの設定となり、更に単価も高いことから数多くの服を出すと思った以上に高額になることもあります、

洗濯の手間がかからず仕上がりも安定しているので、短期滞在や、観光時間を最大限に使いたい方に向いています。

洗濯機付きホテル（セルフランドリー）

一部のホテルやサービスアパートメントでは、共用または客室内に洗濯機が設置されていることがあります。ホテルランドリーよりも費用を抑えられる点がメリットですが、洗濯中はホテルにいる必要があり、乾燥機がない場合は部屋干しになるケースもあります。

5泊前後の滞在で、コスト重視の方に選ばれやすい方法です。

街中の洗濯屋（ランドリーショップ）

バンコク市内にはローカル向けの洗濯屋が多くあり、1kg単位の料金設定で大量の洗濯物を安く済ませられます。朝に出せば夕方や翌日に仕上がることも多く、長期滞在や着替えが多い旅行では非常に便利です。一方で、初めて利用する際は言語や頼み方に少し慣れが必要になります。

【3〜4泊向け】ホテルのランドリーサービス

ホテルランドリーの特徴

バンコクの多くのホテルでは、ホテルのランドリーサービスがあります。日本のクリーニングに近い感覚で利用できるため安心感があり、特にシャツやパンツなどシワを残したくない衣類には向いています。

メリット

洗濯に時間を取られず（任せっきりでOK）観光やグルメ、お出かけに集中できる点が最大のメリットです。外出中にすべて任せられるため、洗濯機の待ち時間や乾燥の心配がありません。

仕上がりの品質が高く、丁寧なアイロンがけや包装がされる傾向があります。短期滞在で「失敗したくない」場合に安心して使える方法です。

デメリット・注意点

ホテルのランドリーサービスでは、服1枚単位で料金が設定されているためTシャツや下着を含めると費用はかなり割高になります。ホテルによっては即日対応ができず翌日以降の仕上がりになるケースもあります。利用する際は、受付時間、料金、返却タイミングを確認しておくと安心です。

ホテルランドリーは「こんな人」におすすめ

ホテルランドリーは、3泊・4泊程度の短期旅行で、観光スケジュールが詰まっている方に特におすすめです。洗濯に手間をかけたくない人や、とにかく安心・安全に頼みたい人には重宝です。

【5〜6泊向け】洗濯機付きホテル（セルフランドリー）

洗濯機付きホテルの特徴

バンコクでは洗濯機を備えたホテルやサービスアパートメントも多く宿泊者が自分で洗濯を行う「セルフランドリー形式」が利用できることがあります。ホテルランドリーと比べると料金は大幅に安く抑えられますが、洗濯から乾燥までを自分で行う必要があり、その分時間を取られます。

乾燥機が設置されていないホテルも珍しくなく、その場合は部屋干しになるのは残念です。

メリット

最大のメリットは洗濯コストを抑えられることです。選択1回あたりの定額料金（洗剤は別売り）で利用できることが多く、5〜6泊程度の滞在であれば安く、また比較的安全に洗濯が出来ます。自分の都合の良いタイミングで洗濯できるのも便利で、下着やTシャツなど軽衣類が中心であればさらに使い勝手がよくなります。

デメリット・注意点

洗濯中はホテルに滞在する必要があり観光の合間に時間を取られる点がデメリットです。

乾燥機がない場合は部屋干しになりますが、部屋もジメジメしてしまうこと、干し方が悪いと服がくしゃくしゃになりがちです。また、基本的にアイロン設備はないため、乾燥が不十分だとシワが残りやすい点にも注意が必要です。

失敗しないポイント

洗濯機付きホテルを選ぶ際は、強力な乾燥機があるかどうかを事前に確認するのが重要です。公式サイトや予約サイトの設備欄、口コミも参考になります。

【長期・大量洗濯向け】街中の洗濯屋（ランドリーショップ）

街の洗濯屋の特徴

バンコク市内にはローカルの人が日常的に利用する洗濯屋（ランドリーショップ）が数多くあります。料金は非常に安く、相場は1kgあたり100バーツ前後が一般的です。キロ単位での精算になるため、洗濯物の量が多いほどお得になります。朝に持ち込めば、早ければ夕方、遅くても翌日には仕上がるケースが多いのも特徴です。

メリット

最大の魅力は圧倒的なコストパフォーマンスの良さです。Tシャツや下着、パンツなどをまとめて出せばホテルランドリーとは比べものにならないほど安く済みます。大量の洗濯物を一気に片付けられるため、長期滞在や家族旅行にも向いています。店舗によっては、ホテルまで集荷・配達してくれるサービスを行っているところもあり、うまく使えば手間も最小限に抑えられます。

デメリット・注意点

ローカル向けの店舗が多いため、初めて利用する際は依頼時の交渉などで敷居が高く感じるかもしれません。英語は基本的に通じないため、細かい要望を伝えることはできません。ドカっと洗ってドカっと乾かすため、大切な服やデリケートな衣類は避けたほうが無難です。

定休日（日曜休み、年末年始休みなど）があるので、注意が必要です。

頼むときのコツ

街の洗濯屋を安心して利用するには、ホテルスタッフに近くの評判の良い店を聞くのが最も確実です。注文時には、「洗って畳むだけ」の「Wash & Fold」なのか、アイロン仕上げ込みの「Wash & Iron」なのかを必ず確認します。

アイロン仕上げ込みの「Wash & Iron」があれば、そちらを頼んだ方が安心です。

バンコク旅行を快適にする洗濯のコツ

バンコク旅行中に自分で洗濯する際に役立つポイントです。

洗剤を日本から持っていく必要はありません（ホテルの洗濯サービスは無料、または小分けで購入できるのが殆どです）。

まとめ：バンコク旅行中の洗濯

バンコク旅行中の洗濯は宿泊日数や旅行スタイルに合わせて方法を選ぶことが大切です。

• 3〜4泊の短期旅行であれば、ホテルのランドリーサービスが快適
• 5〜6泊程度の滞在では、洗濯機付きホテルを利用することでコストが抑えられる
• 長期滞在や洗濯物が多い場合は、街中の洗濯屋の活用で安く選択できる